逆撮

ふつう、コマ撮りするときはカットの頭から順に撮影していきますが、カットの後ろから撮影したほうがいい場合があります。


撮影例

例えば、下のようなコマ撮り動画を作るとします。

白い粘土の人形が飛んできて赤い人形にぶつかり「A HAPPY NEW YEAR」という文字に変形する。というアニメですが、これを頭から順に撮影していこうとすると、赤い人形にぶつかって潰れるところまでは大丈夫ですが、その後の「A HAPPY NEW YEAR」という文字に変形するところは、少しずつ形を変えていきながら文字を形作り、しかも画面の中央に配置するという作業はなかなか大変です。文字も赤と白なので粘土が汚れてしまうかもしれません。
こういった場合はまず、赤い人形にぶつかって潰れるところまでを撮影します。

ここで潰れた粘土の位置と大きさをコマ撮りソフトで記録しておきます。

次に「A HAPPY NEW YEAR」という文字を作って1コマずつ潰しながら撮影し、先ほど記録した粘土の形になるまでコマ撮りします。

このように、複雑な形に変形する場合や、カットの終わり位置を頭から撮影するよりも後ろから撮影したほうがきれいに出来る場合は、この逆撮という撮影方法を使ってみるといいと思います。


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