タイムシート

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人形の動きの計画表みたいなもので撮影時に使います。撮影前にアニメーターが書いて、撮影時にアシスタントが読み上げてアニメーターが人形を動かす。またはアニメーター自身がチェックします。書式は人や会社それぞれで特に決まっていません。
リップシンク(セリフに合わせて人形の口が動く)や音楽に合わせて動く場合、カットの尺が厳密に決まっている場合などに重宝します。


使い方

基本的な記載事項
TITLE:作品名  #S:シーンNo  #C:カットNo   #T:テイクNo
SET:セットの内容   sec:カットの秒数
DATE:撮影日(下段は撮影時間)   No:シートNo(/の後ろは総枚数)

タイムシートの作成
絵コンテや監督との演技打ち合わせなどを元にアニメーターがタイムシートに人形の演技内容を書きます。普通は一列で一体の人形ですが、動作が複雑な場合は複数列に書く場合もあります。
図は、女の子が右手を上げる演技を20フレームで行う場合の記入例です。この場合は2コマ撮り(15コマ/秒)なので一行おきに数字を書いて、人形の一動作に対してシャッターを2回ずつ押していきます。動作の最後の数字(右図の場合の10)は丸をつけて動作の最後であることを明記します。人形が動かないところは右図の下のように矢印を書いて何コマ止めるかを明記します。

撮影
撮影時の順番は大体以下のとおりです。

1.助手が人形の動作を読み上げる。読み方は『人形名 動作 全体の動作数 今の動作数』です。例えば、先ほどの例の9コマ目のときは『女の子 右手上 10の5』となります。
2.アニメーターが人形を動かす。
3.助手が、動かし終わった人形の動作数に丸をつけて、次の人形の動作を読み上げる。(2へ)
4.1コマすべて読み終わったら助手がシャッターを押して、行の一番右にチェックする。(次のコマへ)


自分用にタイムシートを作ってみました。Excelを持っている人はダウンロードして自分がわかりやすいように修正して使ってみてください。
タイムシート・サンプル


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