空中固定(突き出し)

  • Pocket
  • LINEで送る

人形が走ったり、空を飛んだり、ジャンプするアニメを撮影するときに、人形を棒(ロッド)で支えて空中で固定する方法です。 映ったロッドは撮影後に編集で消します。この方法を使うときは、あらかじめ人形に棒を固定する仕掛けをつけておく必要があります。


使用例

人形にロッドを差す仕掛けは、人形のお尻につけておく場合が多いです。人形の大きさ・重さを考えてロッドの太さを決め、腰のコアにロッドの固定パーツを取り付けます。ロッドを差しただけではすぐに抜けてしまうのでイモネジで固定できるようにします。衣類を着ている人形はロッドを差し込む箇所に切れ込みを入れておきます。

自分で真鍮の角材を使って自作するか、東急ハンズで購入できるパーツを流用します。

人形の腰のコアを削って固定パーツをエポキシ系接着剤で取り付けます。

ロッド自体は戦車(またはタンク)と呼ばれる器具に取り付けます。特に決まった形はありませんが、人形を上下に自由に移動できる仕組みや人形の重さに耐えられるように鉛などの重りを乗せる機能を備えています。

上図ほど本格的なものでなくても、アルミ線と鉛のインゴット(塊)を使った簡易的な戦車でも撮影することができます。

セットの上からロッドを固定して撮影することもできます。

撮影後にロッドを消す方法はクロマキー合成やロトスコープと呼ばれる方法がありますが、詳しくはAfterEffectsを参照ください。


人形アニメの作り方 メニューに戻る


  • Pocket
  • LINEで送る

コメント

Comments are closed.