neck and hand 1

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首や手は小さな部位ですが、衣服の外に露出しているので柔らかい素材で作らないといけなく、手には動く箇所が多くあるので作るのが難しい部分です。両方とも似たような素材で作るので合わせて紹介したいと思います。


手 その1

手は物を持ったり感情表現をする大事な部分なので大変ですが丁寧に作りましょう。
腕の骨組みに適当な長さに切った5本の糸ヒューズか鉛線を針金で巻いて止めます。巻いたらエポキシ系の接着剤か瞬間接着剤を針金の周りに付けておきます。接着剤が乾いたら手の形に針金を広げて指の長さに合わせて切りそろえます。

お皿など壊れ物の梱包で使われるシート状の緩衝材(ミラーマット)を四角に切ってGボンドで手の両面に貼り付けます。ボンドが乾いたら指の間を切り離して手の形に整えます。

リキテックスで色をつけます。

最後にラテックスという液状ゴムを使って表面の仕上げをします。ボトルの中にあるときは液状で、空気に触れると硬化してゴムになるという製品です。東急ハンズなどで購入できます。けっこう臭いので換気には注意してください。

ラテックスは硬化後に色をつけるのは難しいので、最初に水性絵の具かラテックス用の着色剤をラテックスに混ぜて着色しておきます。
肌色のラテックスが出来たら、ミラーマットの手をラテックスの中に手首まで浸かるように入れて手全体にラテックスをつけます。人形の手についた余分なラテックスは振り落とします。その際にラテックスが周りに飛び散るので右図のようなダンボールを用意しておいて、そこに向かって手を振るようにします。
ラテックスは空気に触れると硬化するのでドライヤーなどで乾かします。この過程を数回繰り返して、手の周りにゴムの皮膜を重ねていきます。

手をラテックスに浸けるときは指はできるだけ開いた状態にしておかないと指の間にラテックスが入りこんでしまい、かっぱの水かきのようになってしまうので気をつけましょう。
手の形が出来たら、ベビーパウダーをつけてベトベト感を取り除きます。ラテックスを塗ったままだと指同士がくっついてしまい、とれなくなってしまいます。


首 その1

首に食器掃除用スポンジをサイコロ上に切ったものをGボンドで貼り付けて、はさみで首の形に整えます。

手と同様にラテックスの皮膜を数回に分けて作り、最後にベビーパウダーをかけて完成です。


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