一眼レフカメラの基本(フォーカス・シャッタースピード)

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最近はコマ撮りで一眼レフカメラを使うことが多くなりました。コマ撮りをやったことが無くても一眼レフカメラを使ったことがある人は、そこそこいると思いますが、マニュアルモードで撮影をしたことがある人は少ないのではないでしょうか?
実はコマ撮りをするときはマニュアルモードで撮影をしなければいけません。そこが初心者の一つの壁になっているのですが、ここではマニュアルモードで撮影するために必要なカメラの基本、ホワイトバランス・フォーカス・シャッタースピード・絞り・ISOについて、コマ撮りに必要な範囲で簡単に紹介したいと思います。


ホワイトバランス

光には色があります。火や白熱電球は赤みを帯びていて、太陽の光は青みを帯びています。この光の色を”色温度(単位:K ケルビン)”といいます。ろうそくの火は2000k、蛍光灯は4000k~4500k、晴天は5000k~5500k、曇りは6000k~6500kといった具合です。(数字が少ないほど赤っぽく、多いほど青っぽくなります)

そのため、白い被写体を撮影しても色温度の影響で赤っぽく映ったり青っぽく映ってしまいます。この色合いを調整して、白い部分をきちんと白く映す調整機能がホワイトバランスです。

カメラのホワイトバランスには「晴天」や「曇り」「電球」「蛍光灯」「マニュアル」といった”モード”があります。カメラの機種によって操作は違いますが、白い紙をカメラの前において測定する方法などがあります。


フォーカス

焦点・またはピントとも言います。フォーカスをオートモードで撮影すると、撮影するものが動いたときに背景にフォーカスを合わせてしまい、下のような見づらい映像になってしまいます。

必ずフォーカスはマニュアルにして撮影しましょう。マニュアルモードでは自分でレンズのフォーカスリングを回して撮影するものが鮮明に映るように調節します。
フォーカスという言葉を知っている人は多いと思いますが「被写界深度」という言葉は知らない人が多いのではないでしょうか?実はこの「被写界深度」がコマ撮りでは大事になってきます。先ほど、撮影するものにフォーカスを合わせる。と書きましたが、実はフォーカスを合わせた点から奥に向かって、ある程度フォーカスが合う範囲があります。この範囲を「被写界深度」と言います。そして、この「被写界深度」は、これから説明する絞りやシャッタースピードが大きく影響してくるので合わせて覚えるようにしてください。詳しくは次ページで説明します。


シャッタースピード

カメラの構造について簡単に説明すると、外の光がレンズを通ってカメラの内部に入ります。シャッターボタンを押すとカメラ内部にあるシャッターが上がって映像素子に光が当たり、写真が記録されます。このシャッターを開けておく時間のことをシャッタースピードと言います。

シャッタースピードを速くすると、シャッターが上がっている時間が短くなり、映像素子に光が当たる時間が短くなるので写真は暗くなります。逆にシャッタースピードが遅いと、シャッターが上がっている時間が長くなり、映像素子に光が当たっている時間が長くなるので写真は明るくなります。つまりシャッタースピードとは画像を記録する映像素子に当たる光の時間を調節する機能です。

子供や風景などの写真を撮るときはシャッタースピードを長くすると子供が動いてしまったりカメラを持つ手が動いてしまい、写真がブレてしまうことがありますが、コマ撮りの場合は撮影するものが動かないし、カメラは三脚に固定するのであまり影響はありません。


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